血圧140未満のDM患者に降圧治療の益なし
2016年3月29日 British Medical Journal
糖尿病患者の血圧レベル別の降圧治療効果を、無作為化プラセボ対照比較試験49件（被験者計7万3738人）のシステマティックレビューとメタ解析で検証。降圧治療はベースライン収縮期血圧150mmHg超の患者の全死因/心血管死、心筋梗塞、脳卒中、末期腎疾患のリスクを減少させていた。140-150mmHgの患者でも全死因死、心筋梗塞、心不全のリスクを減らした。140mmHg未満では心血管死リスクが上昇、全死因リスクも上昇傾向にあり、有益性は見られないことが示唆された。...