アスピリンのCVD一次予防効果は限定的
2016年4月26日
Annals of Internal Medicine
40歳以上を対象にアスピリンによる心血管疾患(CVD)予防を検討した無作為化比較試験11件のデータでシステマティックレビューを実施。全用量での分析では、非致死性心筋梗塞リスク低下は見られたが(相対リスク0.78、95% CI 0.71-0.87)、非致死性脳卒中には便益は見られなかった。全死因死亡と心血管死への便益はわずか、または全くなかった。アスピリン服用の便益は5年で現れ、高齢者ほど相対的な心筋梗塞リスクは減少したが、その他の便益は認められなかった。...
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