HPV陽性中咽頭癌、初期にリンパ節腫瘤多い（2016/5/12　訂正）

中咽頭癌（OPC）患者304例を対象に、ヒトパピローマウイルス（HPV）の有無によるOPC初期症状の特徴を後ろ向き症例集積研究で検証。HPV陽性群では無症候性リンパ節腫瘤が最も多かったのに対し（69％、陰性群29%）、陰性群では嚥下困難/嚥下痛（63％、陽性群34%）が最も多いことが分かった。陽性群では2回以上の再生検実施の必要性が56％と、陰性群の10％より高かった（いずれもP＜0.001）。 【訂正】2016年5月12日、タイトルと本文の一部を訂正しました。元のタイトルは「HPV陽性中咽頭癌、初期に鼻腫瘤多い」でしたが、nodal massの誤訳だったため、「HPV陽性中咽頭癌、初期にリンパ節腫瘤多い」としました。併せて本文の「HPV陽性群では無症候性鼻腫瘤が最も多かった」の部分を、「HPV陽性群では無症候性リンパ節腫瘤が最も多かった」としました。お詫びして訂正します。...