閉経後の飲酒増、乳癌とCHDで相反するリスク

デンマークで行われた健康調査（Diet, Cancer, and Health Study）に参加した閉経後女性2万1523人を対象に、5年間のアルコール摂取量の変化と乳癌および冠動脈疾患（CHD）リスクを前向きコホート研究で検討。年齢や喫煙などのリスク因子調整後、1日当たり1あるいは2杯飲酒量が増加した女性の乳癌ハザード比は、飲酒量が変化しなかった女性に比べ有意に上昇していた（順に1.13、1.29）。冠動脈疾患のハザード比は逆に低下した（同0.89、0.78）。...