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RCTの抗凝固療法大出血率は評価過小

2016年6月9日  British Medical Journal

ダビガトランまたはワルファリンの服用を開始した心房細動成人患者約2万例のデータベースから、無作為化比較試験(RCT)で示された血栓塞栓症および大出血の層別イベント発生率と、観察研究から構築した予測モデルによるイベント率を比較。血栓塞栓症推定発症率は予測モデルとRCTの発生率で同等だが、大出血の推定発症率はRCTでは過小評価されていた。HAS-BLEDスコア高値のワルファリン服用例では特に顕著で、過小評価分は最大4.0/100人年に達した。...