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経済危機が癌死に関連、皆保険の有無も

2016年6月16日  Lancet

世界銀行とWHOの1990-2010年のデータをもとに、景気悪化、医療への公共支出と癌死亡率の関係を縦断解析で検討(対象79カ国、約22億人)。失業率の上昇は癌死亡率増加と有意に関連するが、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)はこの影響を抑えると考えられた。公共支出の増加は癌死亡減少と関連していた。2008-10年の経済危機は、OECD加盟国だけで約26万人の癌関連過剰死に関連したと推計された。...