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膵管癌切除後補助にS-1の非劣性を確認

2016年6月20日  Lancet

静岡がんセンター病院など日本の33病院で、ステージ1-3浸潤性膵管癌の切除術施行患者377例を対象に、補助療法としてのS-1のゲムシタビンへの非劣性を無作為化第3相試験で検証(JASPAC01試験)。5年全生存率はS-1群44.1%(95% CI, 36.9 – 51.1)、ゲムシタビン群24.4%(95% CI, 18.6 – 30.8)、死亡ハザード比0.57、95% CI, 0.44 – 0.72, 非劣性のP<0.0001、優越性のP<0.0001でS-1の非劣性が確認された。中間解析であらかじめ定めた基準が満たされたため、試験は早期終了した。...