エンパグリフロジンが腎機能悪化を抑制

推定糸球体濾過量が30mL/分/1.73ｍ2以上の2型糖尿病患者6185例を対象に、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンの腎イベント抑制効果を検証（EMPA-REG OUTCOME試験）。腎症発症率または顕性アルブミン尿への進行といった腎機能悪化率はエンパグリフロジン群12.7％、プラセボ群18.8％と、エンパグリフロジン群で低かった（ハザード比0.61、95% CI, 0.53-0.70; P＜0.001）。アルブミン尿発生率に有意差はなかった。...