PSA監視療法のRP切替え基準は不十分
2016年7月5日 専門誌ピックアップ
早期前立腺癌に対するPSA監視療法を根治的前立腺摘除術（RP）へ切り替える基準（グリソンスコア＞3＋3、生検陽性コア数＞2、病期cT2超、2014年まではPSA DT 0-3年）の妥当性を評価したPRIAS試験参加の5302例を10年間追跡し、切り替え基準がRP後の不良転帰を予測するかを評価。陽性コア数＞2とPSA DT 0-3年は、病理学的転帰不良を予測しなかった。著者らは、積極的治療へ切り替え指標としてグリソンスコアの基準引き上げとcT3を提案している。...