術後オピオイド過量投与で入院死亡多

2002-11年に米国で待期的大手術を受けた入院患者1131万7958人を対象に、病院内での術後オピオイド過量投与の全国的傾向を後ろ向きコホート研究で検討。0.1％の患者で過量投与があり、過量投与の発生率は研究期間中に患者1000人当たり0.6から1.1へ倍増していた。術後オピオイドの過量投与が行われた患者では、そうでない患者に比べ入院死亡率が有意に高かった (1.7% vs 0.4%, P < 0.001)。過量投与の最も強力な予測因子は何らかの物質乱用歴だった（オッズ比14.8；95％ CI, 12.7 - 17.2）。...