オピオイドが慢性腰痛患者の睡眠を障害

慢性腰痛患者21例、健常対照者10例を対象に、慢性疼痛、オピオイド鎮痛薬、睡眠の質の関連を検証。各種質問票による主観的評価で、腰痛患者における全体的な睡眠の質の低下、不眠症状の増加（いずれもP＜0.001）、疲労感の増加（P＝0.002）などが確認された。高用量オピオイド（モルヒネ1日等価量100mg超）使用患者では睡眠時に明らかに異常な脳活動が見られ、オピオイドが睡眠を悪化させている可能性が示された。...