DESとBMS、6年転帰に有意差なし

冠動脈疾患患者9013例を対象に、薬剤溶出ステント（DES）とベアメタルステント（BMS）を用いた経皮的冠動脈インターベンション術の長期転帰を無作為化試験で比較（NORSTENT試験）。6年時の主要複合評価項目（全死因死亡、非致死性自然発症心筋梗塞）発生率はDES群16.6％、BMS群17.1％で有意差はなかった（ハザード比0.98；95％ CI, 0.88 - 1.09；P＝0.66）。副次評価とした再血行再建率はDES群で低かった（16.5% vs. 19.8%、HR 0.76；95% CI 0.69 - 0.85；P<0.001)。...