LD顔面麻痺、ステロイドで転帰不良
2016年9月23日 専門誌ピックアップ
急性ライム病（LD）による片側顔面神経麻痺（LDFP）患者51例を対象に、抗菌薬単独療法、抗菌薬＋副腎皮質ステロイド（2剤併用）、抗菌薬＋副腎皮質ステロイド＋抗ウイルス薬（3剤併用）の効果を後ろ向きコホート研究で比較。2剤併用および3剤併用では、抗菌薬単独よりも顔面の機能に有意な転帰不良が見られた。LDFP発症12カ月以上後に評価した患者でその差は顕著であり、ウイルス性や特発性の顔面麻痺とは治療を区別する必要性が示された。...