欧州の小頭症診断基準にばらつき
2016年10月3日
British Medical Journal
2003-12年の欧州15カ国での小頭症発生率をEUROCAT(欧州先天奇形サーベイランス)の16レジストリで調査。小頭症の発生率は出生1万当たり1.53(95% CI, 1.16 - 1.96)だったが、レジストリにより0.4から4.3まで幅があった(χ2=338、df=23、I2=93%)。小頭症の定義は「頭蓋周囲長が平均値より標準偏差の3倍超短い」あるいは「2倍超短い」など、レジストリにより異なった。低発生率と定義の違いから、ジカ感染による小頭症の発生増を検出するのは困難であることが示唆された。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。