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難聴発生機序に90代で根本的な変化

2016年10月7日  専門誌ピックアップ

80-106歳の老人性難聴患者647例を対象に、高齢者の難聴発生が恒常的なものかどうかを聴力評価による後ろ向き調査で検証。90歳以上の層では80歳代と比較して、全ての周波数(聴力レベル5.4 - 11.9 dB)での聴覚変化が大きく、低周波難聴の1年あたり進行速度も早かった。90歳以上の難聴率は80歳代と比較して有意に増大することから、この年齢層の難聴発生機序に根本的な変化があることが示唆された。...