トラネキサム酸で冠動脈術の大出血減
2016年11月8日
New England Journal of Medicine
周術期合併症リスクのある冠動脈手術施行患者4631例を対象に、トラネキサム酸(TA)の術後転帰改善効果をランダム化比較試験で検証(ATACAS試験)。主要評価項目である30日死亡・血栓性合併症の複合発生率はTA群16.7%、プラセボ群18.1%と両群同等だった(相対リスク0.92 [95% CI, 0.81 - 1.05; P=0.22])。TA群では再手術を要する大出血または心タンポナーデの発生率が有意に低下、ただし術後発作は増加した。...
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