サイアザイド系利尿薬で骨折リスク低下
2016年12月20日 Journal of the American Medical Association
サイアザイド系利尿薬の股関節および骨盤骨折リスク抑制効果を、高血圧患者2万2180例を対象にした無作為試験の二次解析で検証。骨折リスクは、サイアザイド系利尿薬（chlorthalidone）群でACE阻害薬（リシノプリル）群より有意に低く（HR 0.75）、カルシウム拮抗薬（アムロジピン）群に対しても有意差はないがHR は0.82だった。試験および追跡全期間におけるchlorthalidone群の骨折累積発生率は、他2群に比べ有意ではないが低かった（HR 0.87）。...