セレブの乳癌、受診増えるが効果は疑問

アンジェリーナ・ジョリーの予防的乳房切除報道が女性の行動に及ぼした影響を、民間保険の請求データを用いて検討。10万人当たりBRCA検査施行件数は、報道前から報道直後の15営業日間で64％増加したが（P＜0.001）、同検査受診者の乳房切除率はむしろ減少した（報道前月10％、翌月7％）。著者らは、セレブの言動は医療サービスの利用に大規模かつ速やかな影響を与えるが、高リスク集団に効果的に到達することはできないと結論している。...