超多剤耐性結核、急増原因は院内感染【NEJM】
2017年2月3日
New England Journal of Medicine
南アフリカの超多剤耐性(XDR)結核患者404例を対象に、患者急増の要因を前向き研究で検討。対象の69%には多剤耐性結核の治療歴がなかった。結核菌の遺伝子解析では、55%がLAM4/KZN株のクラスターに属することがわかった。また、対象の30%がヒトからヒトへの伝播または院内伝播による発症だったことから、南アフリカで急増しているXDR結核の原因の大部分は不十分な治療ではなく、感染者からの伝播であると推察された。...
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