Ocrelizumabが一次進行MS の進行抑制【NEJM】
2017年2月9日
New England Journal of Medicine
一次性進行型の多発性硬化症(MS)患者732例を対象に、CD20陽性B細胞を標的とするヒトモノクローナル抗体ocrelizumabの治療効果を第3相無作為化プラセボ対照試験で検討(ORATORIO試験)。投与後12週時に身体障害の進行を示す患者の割合はocrelizumab群が32.9%と、プラセボ群の39.3%より有意に少なかった(HR :0.76、95% CI : 0.59 - 0.98、P=0.03)。また、ocerlizumab群では24週毎投与により、120週までに脳病変体積が3.4%減少した(プラセボ群では7.4%増、P<0.001)。...
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