低体温療法で児の蘇生後転帰改善ならず【NEJM】

院内心停止から蘇生後に昏睡状態となった小児257例を対象に、低体温療法の有効性を検証（THAPCA-IH試験）。心停止後の循環再開6時間以内に、目標体温33.0度の低体温療法を行う群（133例）と36.8度の正常体温管理を行う群（124例）に無作為割り付けし、12カ月の転帰を比較した。ヴァインランド適応行動尺度第2版（VABS-II）スコア70以上の生存率は低体温療法群36％、正常体温管理群39％で、有意差はなかった（相対リスク0.92、95％CI、0.67 - 1.27、P＝0.63）。...