PCT測定でICU患者の退院率が向上【Chest】

ICU入室患者13万2112例を対象に、ICU滞在初日のプロカルシトニン（PCT）測定による重症敗血症評価の有用性を検討。多変量回帰分析において、PCT測定群では非測定群と比べて入院日数、ICU滞在日数、入院費用の有意な減少を認め（順にP＜0.001、P＜0.03、P＜0.001）、抗生物質曝露量も有意に低かった（P＝0.006）。PCT測定群では非測定群に比べ退院の可能性も有意に高かった（44.1％ vs. 41.3％、群間差の95％CI、2.3-3.3、P＝0.006）。...