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前近代生活で動脈硬化5分の1に

2017年4月17日  Lancet

産業革命以前の生活様式で暮らすボリビア先住民Tsimaneの705例(40歳以上)を対象に、冠動脈疾患リスク因子の保有率を横断的コホート研究で検討。対象の85%は冠動脈カルシウム(CAC)スコアがゼロで、同スコアが100を超えたのはわずか3%だった。75歳超ではその割合は8%で、近代的生活様式で暮らす集団(アテローム性動脈硬化症多民族研究MESA試験参加者)の5分の1だった(P≦0.0001)。著者らは、動脈硬化のほとんどはLDL-C低値と血圧低値、血糖低値、正常BMI、非喫煙、十分な身体活動の達成によって予防できると結論している。...