高リスク者の血圧目標「低過ぎも危険」
2017年4月28日 Lancet
心血管疾患の履歴がある55歳以上の高リスク患者が参加したONTARGET試験およびTRANSCEND試験の転帰データ（計3万937例）を基に、血圧と転帰の関連を評価。治療期間中の平均収縮期血圧が120mmHg未満に保たれた群では、120–140mmHgだった群に比べ、 複合心血管評価項目のリスクが有意に高かった（調整ハザード比1.14、95％CI 1.03 - 1·26）。心血管死および全死亡リスクも有意に高かった。...