ブデソニド新薬でIgA腎症の尿蛋白減少

IgA腎症患者149例を対象に、回腸遠位部に薬剤が到達するよう設計された標的指向性の新規ブデソニド放出制御製剤（TRF-budesonide）の効果を、二重盲検無作為化プラセボ対照第2b相試験で検証（NEFIGAN試験）。9カ月後の平均尿蛋白/クレアチニン比（UPCR）はプラセボ群で2.7％上昇したのに対し、TRF-budesonide 16mg/日投与群で27.3％、8mg/日投与群では21.5％、それぞれ有意に低下した（順にP＝0.0092、P＝0.0290）。...