腹腔鏡下腸切除、縮小切開で瘢痕ヘルニア減
2017年6月28日
Surgical Endoscopy
腸切除術を施行したクローン病患者750例を対象に、開腹術と腹腔鏡下術の術後の腹壁瘢痕ヘルニア(IH)発症率を比較。36カ月時のIH発症率は開腹群10.8%、腹腔鏡下群8.4%だったが、腹腔鏡下群で開腹術に移行した患者では18%と高かった。腹腔鏡下術による体腔内吻合や小さな横切開、またはトロカール使用による切開が極小の腹腔鏡術施行例ではIH発症はなかった。切開部を最小限にすることでIH発症を防げる可能性が示唆された。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。