大手術を受けた高齢患者672例を対象に、ケタミンによる術後せん妄の予防効果を検討(PODCAST試験)。ケタミン0.5mg/kg投与群227例、ケタミン1.0mg/kg投与群223例、プラセボ投与群222例に無作為に割り付けたところ、ケタミン投与群(2群の合計)の術後3日時のせん妄発症率は19.45%で、プラセボ群の19.82%と同等だった。ケタミン投与の2群では、プラセボ群に比べ、幻覚および悪夢発生率の有意な上昇が示された(順にP=0.01、0.03)。主要臓器や感染症等の有害事象の発生率は3群間で差はなかった。...
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