口唇扁平上皮癌、発現率や転帰に地域差

米国の癌登録システム（the Surveillance, Epidemiology, and End Results registry）に1973-2013年に登録された口唇扁平上皮癌患者1万4901例を対象に、癌発症の疫学的特性を後ろ向き集団ベース解析で検証。患者の出身地は西部58.3％、中西部24.5％、南部10.8％、北東部6.4％だった。AJCC分類2以上の患者は、北東部または南部出身者が多かった。本検討により、口唇扁平上皮癌の有病率や死亡率と紫外線の関連をはじめ、口唇扁平上皮癌の発現や転帰に関与する様々な要因が示唆された。...