ヘルニア術後QOLは無症候患者でより良好
2017年9月14日 Surgical Endoscopy
全腹膜前腔アプローチ法（TEP法）で腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術を受けた患者387例（無症候性79例、症候性308例）を対象に、無症候性群と症候性群の術後QOLを前向きに比較。鎮痛薬の投与日数は無症候性群が1.2±1.5日で、症候性群の2.2±3.0日に比べて有意に短かった（P＝0.02）。術前の日常生活動作までの回復日数も3日 vs. 5日で有意に早く（P＜0.01）、術後疼痛も有意に低下した（P＝0.02）。再発は無症候性群1例、症候性群2例だった。...