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急性下気道感染症へのステロイドに効果なし

2017年9月28日  Journal of the American Medical Association

急性下気道感染症で家庭医を受診した非喘息患者398例を対象に、経口コルチコステロイドの効果を多施設無作為化対照試験で検証。中等度以上の咳の持続期間(中央値)はプレドニゾロン群、プラセボ群ともに5日間(調整後HR1.11、P=0.36)で、2-4日時の平均症状重症度(高いほど重症)は1.99点、2.16点(調整後差-0.20、P=0.05)だった。プレドニゾロンによる有意な治療効果は認められなかった。著者らは、非喘息成人患者の急性下気道感染症に経口コルチコステロイドは用いるべきでないと結論している。 ...