草花粉症への免疫療法、再発でも短期追加で症状抑制

5年以上前のアレルゲン免疫療法（AIT）で草花粉によるアレルギー性鼻炎・結膜炎が改善したのち再発した107例を対象に、花粉飛散期前の短期追加AITの効果を前向き研究で検証。草花粉ピーク時の症状および薬剤点数の複合スコアは、短期追加AIT群の方が対症療法群よりも有意に良好だった（－38.4%、P＜0.01）。抗アレルギー薬を使用しなかった患者もAIT群で有意に多かった。アレルギー性鼻炎・結膜炎のQOL質問票であるMiniRQLQの結果もAIT群で有意に良好だった。 ...