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小児期の炎症性腸疾患が将来の癌リスクに

2017年10月17日  British Medical Journal

1964-2014年のスウェーデンの全国患者登録簿(1万8810例)のデータを基に、小児期に発症する炎症性腸疾患と癌リスクの関連をコホート研究で一般集団と比較。中央値27歳までの追跡で、全癌ハザード比は、小児期発症の潰瘍性大腸炎患者で2.6(95%CI 2.3- 3.0)、クローン病患者では1.7(1.5 - 2.1)だった。癌種別では、消化器癌の相対リスクがハザード比18.0(同14.4 - 22.7)で最も高かった。リスク上昇に経時的変化はなかった。 ...