サルコペニア肥満の肝癌再発リスク、京都大研究

京都大学の研究グループは、肝切除術を施行した肝細胞癌（HCC）患者465例を対象に、サルコペニア肥満の術後転帰への影響を後ろ向き解析で検証。その結果、非サルコペニア＋非肥満群に比べ、サルコペニア肥満群で全生存および無再発生存の期間中央値が短縮した（84.7カ月 vs. 39.1カ月、P＝0.002、21.4カ月 vs. 8.4カ月、P=0.003）。このことから、サルコペニア肥満は死亡およびHCC再発の有意な危険因子だと結論している（ハザード比2.504、P=0.005、同2.031、P=0.006）。 ...