尿路感染症へのNSAIDは抗菌薬に劣る
2017年12月4日
British Medical Journal
スイスの単純性下部尿路感染症女性患者253例を対象に、抗菌薬ノルフロキサシンに対する非ステロイド抗炎症薬(NSAID)ジクロフェナクの非劣性を無作為化二重盲検試験で検証。主要評価項目である投与3日時点での症状消失率は、ジクロフェナク群54%、ノルフロキサシン群80%だった(リスク差27%、95%CI 15-38%、非劣性P=0.98)。副次評価項目である抗菌薬使用はジクロフェナク群で低かった(62% vs. 98%)が、腎盂腎炎発症率はジクロフェナク群で高かった(5% vs. 0%、P=0.03)。 ...
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