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トロポニン検査で心筋梗塞診断精度向上

2017年12月5日  British Medical Journal

英国と米国の救急患者8500例を対象に、高感度心筋トロポニンI検査の患者選択が心筋梗塞の診断精度に与える影響を、前向きコホート研究で検討。非選択患者では心筋トロポニン濃度の上昇が13.7%で認められ、心筋梗塞の有病率は1.6%、陽性的中率は11.8%だった。一方、選択患者では心筋梗塞の有病率は英国で14.5%、米国で16.4%、陽性的中率はそれぞれ59.7%、16.4%だった。胸痛、心電図上の虚血、虚血性心疾患歴のある選択患者では陽性適中率が高かった。 ...