1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 鼻炎と喘息の合併率、思春期後に男女差減少

鼻炎と喘息の合併率、思春期後に男女差減少

2017年12月11日  Allergy

小児のアレルギー疾患罹患率は女児に比べて男児で高いが、この差が思春期以降に変化するかは不明だ。今回、欧州の6つの出生コホートデータ(対象1万9013例)を基に、喘息と鼻炎の性特異的有病率を縦断研究で検討。その結果、小児期および思春期以降ともに女性で有病率が低かったのは、鼻炎の単独罹患(女児対男児調整オッズ比:思春期前0.79、思春期以降0.86、性別-思春期の相互作用P=0.089)と喘息(同0.71、0.81、P=0.327)だった。鼻炎と喘息の併発は、強い性別効果を小児期に示し(同0.55)、思春期以降では男女差が減少した (同0.89、P<0.001)。 ...