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マイクロRNAの胎児期治療が横隔膜ヘルニア抑制か

2017年12月21日  Annals of Surgery

ニトロフェン誘発の先天性横隔膜ヘルニア(CDH)および肺低形成のラットモデルで、胎児期にマイクロRNAのmiR-200bに介入する治療の有効性を評価。筆者らは事前に、miR-200b高値のCDH患児では生存率が高いことを確認していた。ニトロフェン投与後早期にmiR-200bを多量に増加させると、蛋白質のSmadを介したトランスフォーミング増殖因子(TGF)βのシグナル伝達が減少し、肺低形成が救済されることが、in vitroおよびin vivoの両方で示唆された。ニトロフェン誘発CDH 治療でのmiR-200bの応用の可能性が示された。...