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「雷雨喘息」発生時、救急医療の状況は?

2017年12月22日  British Medical Journal

2016年11月21日にオーストラリアで集団発生し、世界的に報道された「雷雨喘息」(花粉の大量飛散と悪天候が重なって起こる喘息の重い発作)。8000人以上が搬送され、6人が死亡したとも報じられているが、発生当時の救急医療の状況について、時系列解析で検証した。 その結果、2015-16年の通常期に比べ、雷雨喘息の発生時は救急医療の取扱件数が42%増、特に急性呼吸困難症状への救急治療が432%増だった。さらに、病院への救急搬送は17%増、院外心停止発生率は82%増、病院到着前死亡率は41%増だった。 ...