英国人400万人の電子医療記録から、心不全発症率および有病率の経時的変化を集団ベース研究で検証。その結果、2002年に比べ2014年には心不全の標準化発症率が7%低下したが、新規患者数は12%増加し、有病者数も23%増加した。社会経済的富裕層に比べ、貧困層で発症率の増加(発症率比1.61、95%CI 1.58-1.64)、発症年齢の若年化、併存疾患数の増加が見られた。これらのことから著者らは、心不全の発症率が低下したにもかかわらず、国家的な負担は増加していると述べている。 ...
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