ポルフィリン症で高い骨粗鬆症リスク
2018年1月4日
British Journal of Dermatology
先天性光線過敏症の一種である骨髄性プロトポルフィリン症(EPP)では、骨粗鬆症や骨減少症のリスクが高いことが、オランダの研究によって分かった。エラスムス医療センターのEPP患者44例(平均33.6歳)を対象に、骨密度や骨粗鬆症の既知の危険因子を検証した。平均Tスコアは、腰椎-1.12SD、大腿骨頸部-0.82SDだった(共にP<0.001)。 検討の結果、EPP患者では骨減少症有病率は36%、骨粗鬆症有病率は23%だったが、非EPP人口では15%と1%だった。多重線形回帰分析では、ビタミンD欠乏と骨関連の身体運動量低下が骨密度に有意に影響を与えることが示唆された。...
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