CKDの多様な臨床管理が全エクソーム解析で可能に
2018年1月4日
Annals of Internal Medicine
疾患への遺伝的影響を解明する全エクソーム解析(WES)を用いることで、慢性腎臓病(CKD)のサーベイランスや移植ドナー選択など多様な臨床管理が可能になることが、国際共同研究によって分かった。 研究グループは、原疾患不明、家族性、高血圧性の慢性腎臓病(CKD)成人患者92例を対象に、WESの影響を観察コホート研究で検証。WESにより、92例中22例は発端者を含む原疾患不明のCKDおよび遺伝子の異常によるCKDと診断された。 これらの結果は、対象限定サーベイランスの開始、移植ドナーの選択に向けた家族のスクリーニング、治療法の変更などの臨床的管理につながることが考えられた。...
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