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骨髄腫腎症のhigh-cutoff透析、従来法と差なし

2018年1月10日  Journal of the American Medical Association

骨髄腫円柱腎症患者94例を対象に、大孔径膜で免疫グロブリン軽鎖を除去するhigh-cutoffダイアライザーを用いた血液透析の効果を、無作為化試験で検証した。 その結果、主要評価項目の3カ月時の透析離脱率はhigh-cutoff透析41.3%、従来法33.3%(群間差8.0%、95%CI -12.0%-27.9%、P=0.42)で有意差はなく、透析関連の有害事象発生率はそれぞれ43%、39%だった。また、重篤副作用の発生率はhigh-cutoff透析39%、従来法37%で、12カ月後にそれぞれ9例と10例が死亡した。...