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長引く咳嗽だけでは肺結核を予測できない

2018年1月12日  Chest

医学研究データベースの論文検索を通して、咳嗽による肺結核スクリーニングの有用性を検討した。 その結果、肺結核の有病率が高い地域でも咳嗽患者の多くは肺結核ではなく、2週以上の咳嗽に比べて3-4週の咳嗽が肺結核をより予測し得るとのエビデンスも得られなかった。 なお、HIV感染者では発熱、夜間発汗、喀血、体重減少を加えることで診断感度が向上した。無症候性例のスクリーニングは、肺結核罹患率の高い集団でのみ費用効果が認められた。 ...