1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 先天性爪肥厚症の慢性疼痛は神経障害の可能性

先天性爪肥厚症の慢性疼痛は神経障害の可能性

2018年1月17日  British Journal of Dermatology

慢性疼痛を伴うことの多い皮膚疾患である先天性爪肥厚症患者62例と対照45例で、病態生理解明を目的に疼痛検査を行った。 その結果、患者群の62%が神経障害性疼痛指標のDN4スコア4以上で、55%に静的アロディニア、53%に刺痛が発生していた。対照群に比べて患者群では熱刺激や機械刺激に対する感覚鈍麻、機械刺激に対する痛覚過敏が足に見られた。著者らは、先天性爪肥厚症患者の静的アロディニアや刺激に対する感覚鈍麻が神経障害の可能性を示すとしている。 ...