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食道癌嚥下障害の姑息的治療には放射線単独療法を(2018/1/22訂正)

2018年1月19日  Lancet

進行性または転移性の食道癌患者219例を対象に、化学放射線療法の悪性嚥下障害の一時的緩和効果を、無作為化比較試験で検証した(TROG 03.01試験)。 その結果、9週時のMellow尺度スコア1点以上の改善+4週間維持の達成率は、化学放射線療法群45%(95%CI 36-55)、放射線療法単独群35%(同26-44)だった。グレード3-4の急性毒性発生率は順に36%、16%で有意差が認められた(P=0.0017)。これらのことから筆者は、姑息的治療では放射線単独療法を考慮すべきと示唆した 【訂正】2018/1/22 見出しおよび結論で〈短期の化学放射線療法は悪性嚥下障害の緩和に有用〉としていました。正しくは〈姑息的治療では放射線単独療法を考慮すべき〉です。お詫びして訂正します。...