胆管ラジオ波焼灼術、7W以上で周囲組織を傷害
2018年1月25日
Surgical Endoscopy
総胆管にバイポーラカテーテルを使用しラジオ波焼灼術(RFA)を行った際の周辺組織に与える影響について、胆管癌使用前のパイロット研究を行った。対象は、膵嚢胞切除後のex vivoヒト胆管-膵組織の8検体。 検討の結果、3カ所に5Wで通電した場合、RFAはヒト総胆管粘膜に限局した上皮巣状壊死のみを引き起こした。また、7Wと10W(5カ所)では全例で凝固壊死が生じており、顕微鏡検査ではこのうち4例で経壁性壊死が確認され、副胆管腺を含む周囲の膵臓組織まで拡大していた。さらに、肉眼的検査では周辺組織に約2 cmの黄白色変化を生じていた。 ...
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