薬物による認知症予防はエビデンス弱い
2018年1月29日
Annals of Internal Medicine
認知症の予防のための薬物治療の有効性と有害性を、51試験のシステマティックレビューで検証した。 その結果、エストロゲンとエストロゲン・プロゲスチン配合剤は、健康人の軽度認知障害(MCI)または認知症リスクを上昇させることが分かった(1試験、弱いエビデンス)。高用量ラロキシフェンはMCIリスクを低下させたが、認知症リスクは低下させなかった(1試験、弱いエビデンス)。また、降圧薬、非ステロイド抗炎症薬(NSAID)、スタチンは認知症リスクとの関連が認められなかった。 ...
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