麻酔の術中引き継ぎで有害転帰リスク上昇が増加

大手術を受けた平均60±16歳の患者31万3066例のデータを基に、麻酔管理の術中引き継ぎの有無と術後の有害転帰の関連を、後ろ向き集団コホート研究で検討した。 その結果、術後30日間の全死亡・再入院・重度合併症からなる主要複合評価項目の発生率は、引き継ぎ群が44％で非引き継ぎ群の29％比べ、調整後のリスク差が6.8％（95％CI 4.5-9.1％、P＜0.001）と有意に高かった。 ...