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家庭内接触者の調査で結核患者登録数2.5倍に

2018年2月19日  New England Journal of Medicine

ベトナムの70地区で、結核患者の家庭内接触者2万5707例を対象にクラスター無作為化試験を実施し、家庭内接触者の調査による結核患者検出効果を検討した(ACT2試験)。各地区の医療従事者を、家庭内接触者を調査するグループ(介入群)と標準的な消極的症例発見のみを行うグループ(対照群)に割り付け、介入群ではベースラインと6、12、24カ月時に健診を実施した。 その結果、2年間の人口10万人当たりの結核登録者数は、介入群で1788例、対照群で703例だった(相対リスク2.5、95%CI 2.0-3.2、P<0.001)。介入群の塗抹検査陽性疾患のリスクは、対照群と比べて有意に高かった(同6.4、4.5-9.0、P<0.001)。 ...