早期警告スコアの術後有害事象予測能

病状悪化の早期警告スコア3種（eCART：electronic cardiac arrest risk triage、NEWS：National Early Warning Score、MEWS：Modified Early Warning Score）の重篤有害事象予測能を評価するため、術後入院患者3万2537例を対象に後ろ向きコホート研究を実施した。 その結果、全体の重篤有害事象発生率は3.8％だった。複合評価項目に設定したICU入室、院内心停止、院内死亡の発生予測能は、eCART（AUC 0.79、95％CI 0.78-0.81）、NEWS（同0.76、0.75-0.78）、MEWS（同0.75、0.73-0.76）の順で、eCARTが優れていた。 ...